ジークアクス最終話を見た。水星の魔女を全部見終わったときに感じた全てがするりと身体を抜けて行って何も自分に残らないあの感覚を思い出した。いやあのとき以上だ。率直に言ってひどいと思う。SNS全盛の今はライブ感って本当に大事なことだと思うけど、そろそろ考え直すタイミングでもあると思う。
でも決して不快になる感じではないんだよな。落胆とも違う。むしろ清々しさがある。「ふざけんな!!!!!」ってデッカい声で叫べる清々しさ。何話か前からカウントダウンを始めていた時限爆弾が期待以上の盛大さで爆発してくれて、ある意味伏線回収的な気持ちよさがあった。
ただガンダム初体験の人に「ガンダムってこんなのばっかりなのかな」と思われるのはちょっとイヤかな。最近YouTubeで毎週配信してるTV版1stを見直してるけど、やっぱりこっちはちゃんとした面白さがあると思うので。今日は第8話「戦場は荒野」を見たけど名作すぎる。
月ノ美兎さんの歌配信すごくよかったな。アーバンギャルドいいなあ。
VTuberの歌配信ってもちろん音楽ライブ的な楽しさもあるけど、自分場合はそれ以上に「ラジオの延長線上にあるもの」と捉えている。というか最近そう気付いた。その人の選曲センスを楽しみに聴きに来てる感じ。音楽の趣味ってその人のパーソナリティをより深く知ることに繋がると思っている。
だから自分ってあんまり大々的に好きな曲とか言えないんですよ。自分の心を曝け出しすぎるようで恥ずかしくなっちゃうから。でもそのぶん上手く通じたときはとても嬉しい。最近職場の先輩とミスチルの話になって、ニシエヒガシエやランニングハイが好きで…と話したらそこそこ盛り上がりました。学生時代ってこういう話をする機会にほとんど恵まれなかったし、あったとしても空振るようなことも多かったから、「ようやくだ…」という感慨深い気持ちにさえなる。ずっと求めていたんです。
最近の歌枠だとジョー・力一さんのオーケン縛りも素晴らしかった。誰とも共有することなんてないと思っていた「おもちゃやめぐり」や「そして人生は続く」に対する気持ちが今ここでようやく。苦しむことは多いが哀しむことはないのだ。